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老後も充実した生活を。第二の人生のための友達作り

2017年11月20日

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現代は、人生80年時代といわれます。人生50年といわれた時代からすると30年も長い人生を私たちは生きることになります。仕事を定年退職したり、子育てが終わった後の第二の人生をどのように過ごすか――実はこの期間の過ごし方が、要介護状態になった場合の生活の質にも大きく影響してくるのです。

老後も欠かせない友達の存在

 老後には自由な時間が増えます。仕事をしていた人は定年退職が契機になるでしょう。また、子どもが成人し、社会人になれば子育てに区切りがつきます。この自由になった時間の過ごし方は人それぞれですが、なかには社会の第一線から退くと同時に人的ネットワークも失ってしまい、社会的交流の機会が減少する場合もあります。


 社会的交流がなく刺激の少ない生活を続けていると、精神機能の低下を引き起こし、高齢になってから寝たきりや認知症になる確率が高まるといわれています。認知症予防や悪化を防ぐためにも、他者との関わりを持ち、脳を働かせ刺激を受けるのは大事なことなのです。また、子どもと離れて暮らす人が多く、地縁も弱まっている現代では、周りに頼れる人がいない生活は高齢者にとって大きな悩みの種になります。助け合える友達の存在は、老後の生活を送る上でとても頼りになることでしょう。


 よく「骨折が原因で寝たきりになる」、と言った話を耳にしませんか?実は骨折そのものは寝たきりの原因とは言えません。高齢者の骨折で多いのは転倒による大腿骨頸部骨折で、手術が必要になる骨折ですが、リハビリを受ければ多くの人は歩行可能なレベルにまで機能は回復します。にもかかわらず、病院スタッフが退院3ヶ月後に自宅訪問すると寝たきりになっていた、という事例が多いそうです。これは骨折が治っても、その後の生活で「また友達と出かけたい」「習い事に通いたい」など、元の生活に戻りたいといったような目標や気力が失われたケースだと言えます。生活にハリや目標がなければ、なかなか大変なリハビリをがんばろうという気持ちにならず、活動性が失われ身体機能が低下し、結果的に寝たきりになる可能性が高まってしまうのです。


 とは言え、退職後や子育て後に新たに友達を作ったり、交流を続けるにはどうすればいいかわからない方もいると思います。ここではそうした第二の人生での友達の作り方や交流方法をご紹介します。


老後の友達の作り方、交流のしかた

1.趣味・習い事
友達を作るには趣味や習い事から始めると良いでしょう。自分が得意な分野で始めることもできますし、思い切って未経験の分野に挑戦してみるのもいいかもしれません。初心者同士なら、皆スタート地点は一緒なので、年齢が離れていてもコミュニティの中に入っていきやすいと言えます。趣味、習い事教室は大型商業施設、生涯学習センター、公民館などでも開催されています。


2.地域のコミュニティに参加する
地域には老人会や婦人会があり、常に会員を募っています。老人会の入会には「60歳以上」など年齢制限がありますので、同年代の人たちが集まっており、共通の話題を持ちやすいでしょう。婦人会は地域のいろいろな活動(お祭りなど)になくてはならない存在です。地域住民とのふれあい、コミュニケーションに一役買うでしょう。


3.ボランティアに参加する
ボランティアの募集は盛んに行われています。地域の社会福祉協議会なら、定期的にさまざまなボランティアを募集していますし、ボランティアについての相談にも乗ってくれます。対象が子どもや要介護高齢者向けであるものが多く、どちらもアクティブなシニアの知識と経験を活かせるでしょう。


4.ソーシャルネットワーキングサービスで友達作り
最近ではシニア世代でもソーシャルネットワーキングサービス(Facebook 、LINEなど)を使う人が出てきています。Facebookなら昔の友達を見つけることができるかもしれません。LINEは趣味仲間やボランティア仲間の間で連絡をとるツールとしても役立ちます。将来的には、もし病気やケガなどで外出の機会が限られても、ソーシャルネットワーキングサービスを利用して友達と交流を続ける、というのが当たり前になるかもしれません。


友達と交流し、充実した老後生活を

 今後、高齢の夫婦二人暮らしや一人暮らし世帯がいっそう増えると予想されます。子どもたちには子どもたちの生活があるので頼ることに抵抗がある、という場合もあるでしょう。そもそも子どもを持たない方も増えています。そうした時に頼りになるのはやはり友達だと言えます。


 友達との交流は、さまざまな刺激になり、それが寝たきりや認知症の予防にもつながります。また、孤独感や、歳を重ねると増えていく喪失感などの悩みも、友達と一緒なら癒やされるのではないでしょうか。


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