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知っておきたい家庭の介助

ご家族の方に、介護が必要になる前に、知っておきたい介護の豆知識をまとめました。
日々の生活を安心、安全に暮らすために覚えておきましょう。

動画で見る介護実技

『介護職員初任者研修』講座で学ぶ介護実技の一部をわかりやすい動画で紹介します。

もっと学びたい人へ

『介護職員初任者研修』の講座申し込みはこちらから

無理のない介護生活のために

実際に介護をしてみると、要介護者を支えたり、動かしたりすることで介助する人自身が肉体疲労を感じたり、体力の限界を感じたりすることがあります。しかし、最小限の労力で、無理のない介護生活を送るの方法やコツはたくさんあります。

ボディメカニクス

ボディメカニクスとは、姿勢を安定させて最小限の労力で要介護者を支えたり、動かしたりすることができる介護技術です。
人間の姿勢や動作するときの骨格・筋肉などの力学的関係から考えられた介護する側もされる側も楽な方法といえます。

ボディメカニクスの基本条件

対象者に近づく

対象者に近づくことで力を入れやすくなります。

対象者を小さくまとめる

力が分散すると重くなるので、腕を胸の上にのせる、膝を立てるなどコンパクトにすると、介助しやすくなります。

支持基底面積を広くとる

両足を肩幅に広げたり、片方の足を斜め前に出すと、足を閉じているときより、身体が安定します。

重心を下げて骨盤を安定させる

膝を曲げて重心をさげると腰に負担がかからず、しっかり支えることができます。

身体はねじらない

不自然に身体をねじると腰痛の原因になります。足先を対象に向けて介助しましょう。

全身を使う

作業は腕だけでなく、全身を使うようにすると、安定します。

水平に移動する

水平に移動すると重力の影響を受けないので、負担が少なくてすみます。

てこの原理を利用する

支えとなる部分・力を加える部分・加えた力が働く部分の関係を頭に入れて介助すると、少ない力で大きな効果を得られます。

ボディメカニクスの活用例 ベッドから車椅子までの移動

立ち上がる、身体の向きを変える、座る
  • 立ち上がる
  • 身体の向きを変える、座る

転倒防止に役立つ福祉用具

厚生労働省によると、「骨折・転倒」が原因で要介護状態になる割合が14.6%を占めており、転倒のリスクを回避することが、介護が必要になる状態にならないために必要と考えられます。そこで、転倒を未然に防ぐために、役立つ福祉用具を3つのシーンでまとめましたので、ぜひご参考にしてください。(参考:H25 国民生活基礎調査)

移動編

  • 靴
    脱ぎ履きしやすく、歩きやすい
  • 杖(T字杖)
    杖(T字杖)
    歩行時の身体の保持やバランス補助に
  • 歩行車
    歩行車
    杖よりも、より安定性が必要な方に

入浴編

  • シャワーチェア
    シャワーチェア
    立ち座りに不安のある方に
  • 浴槽用手すり
    浴槽用手すり
    浴槽をまたぐことに不安のある方に
  • 浴槽台
    浴槽台
    浴槽内での身体の安定に

玄関・廊下・階段編

  • 上がりかまち用手すり
    上がりかまち用手すり
    玄関での昇降に不安がある方に
  • 固定用スロープ
    固定用スロープ
    廊下や居室の段差の解消に
  • すべり止め
    すべり止め
    すべると危険なところに
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