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認知症の早期発見・対応が重要なのはなぜ?

2016年11月30日

  • 家族の介護
  • グループホーム
認知症の早期発見・対応が重要なのはなぜ?

高齢化が進む日本において、高齢者の約4人に1人が認知症、もしくは認知症予備群だとされています。
認知症とはどのような病気で、どういった対応が求められるのでしょうか。

認知症は脳の病気です

 認知症とは脳の障害によって認知機能が低下し、日常生活の自立が損なわれる病気です。高齢による物忘れは健康な老化ですが、認知症は病気なので早期発見・早期対応がとても大切です。

 高齢による物忘れは、「体験した記憶の一部を忘れる/物忘れしている自覚がある/あるきっかけで思い出す」といった特徴があるのに対し、認知症による物忘れは、「体験のすべてを忘れる/物忘れをしている自覚がない/忘れた部分を作り話して取り繕う」といった特徴が挙げられます。

 脳に障害をもたらす原因は様々で、それぞれ別の認知症なので、対応すべきことや治療法も異なります。

 かかりつけ医がA認知症だと想定して薬を処方したけれど症状は悪化してしまい、心配した家族が認知症の専門外来で検査してもらったところ診断はB認知症で、治療方法を変更したら症状が緩和したというケースもよくあります。診断は難しいので専門医を受診することが必要です。

 認知症のなかでも多いのがアルツハイマー型認知症です。新しい体験を記憶できず、お出かけした理由や自分の居場所が分からなくなってしまう人もいます。また、長年繰り返し行ってきた料理の手順が分からなくなる見当識障害なども見られる場合があります。

 脳卒中が原因の血管性認知症も増えています。アルツハイマー型と比べて、突然発症したり、段階的に悪化します。手足の麻痺や歩行困難といった運動障害を伴うケースが多くあります。

 最近はレビー小体型認知症と診断される人が増えています。これはアルツハイマー型と同じ神経変性疾患で、初期段階の症状として幻視がみられます。「部屋に虫がいる」と騒ぎ家族を驚かせる場合がありますが、本人には見えているので否定せず症状に寄り添うような介護が必要になります。

早期発見、早期治療で治る認知症もある

 一般的に認知症は、症状の進行を遅らせることはできても改善はできないと考えられていますが、なかには早期に発見し治療を行うことで治る認知症もあります。

 「特発性正常圧水頭症」は、早期治療によって治る可能性がある認知症のひとつです。
 突発性正常圧水頭症とは、高齢者に多く見られる病気で、認知障害や歩行障害、尿失禁といった症状が現れます。なかでも歩行障害は比較的早期に現れやすく、歩幅が狭くなり、すり足のような歩き方になることが多いのが特徴です。また、足が開き気味になったり、歩行が不安定になり転倒してしまう場合もあります。早期発見のためにも、歩き方に違和感を覚えたら医師の診断を受けることが大切です。

受診する際は、脳神経外科や、CTやMRIなどの検査が可能な総合病院にかかりましょう。

少しでも違和感を覚えたら、迷わず医療機関へ

 症状の進行を抑え、日常生活に必要な認知機能を守ることはもちろんですが、早期に治療を行うことで改善する認知症もあるので、早期発見は大切です。

 発見が遅れると、治る可能性のある認知症でも手術などの治療ができなくなる場合もあるため、日常生活での細かな変化を見逃さないことが重要になります。少しでも変わった点に気がついたら、すぐに医療機関で診断を受けることが早期発見につながる大切なポイントです。

 また、近隣の人たちも支援者になることができます。生活の様子がどこか変だと気づいたら、お近くの地域包括支援センターに連絡しましょう。そこには主任ケアマネジャーや保健師、社会福祉士といった専門職がいて、認知症を含めた介護の相談援助を行っています。もちろん、地域から連絡があったことは本人や家族には伝えず、すぐに支援を始めてくれます。こうした地域の声が認知症の方を救っています。

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