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介護施設の種類と選び方のポイント

2022年02月03日

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介護施設の種類と選び方のポイント

高齢化が進む日本。高齢者向け住宅や介護施設選びに頭を悩ませている方も多いのでは? 今回は施設を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説していきます。

高齢者の住まいの増加と多様化

高齢化の進展に伴い、高齢者の住まいは多様化しています。では、いったいどのような種類があるのでしょうか。まず、大きく分けて、「施設」と「住宅」があります。サービス付高齢者向け住宅は、自宅に近い生活が可能ですが、介護保険の在宅介護サービスを利用するため、基本的には、重度化した場合に住み続けられません。そこで、高齢者の住まいを選ぶ際に必ず押さえておきたいのが「要介護度」「医療依存度」「認知症の有無」です。

「要介護度」とは、介護の必要な心身状態の程度を意味し、1~5の5段階に分かれます。「要介護」より軽い状態の場合、「要支援」という区分もあります。要介護度が3を超えると、一般的には日常的に介護が必要だと言われています。待機者が相次いでいる特別養護老人ホームは、入所基準を原則「要介護3以上」としています。

次に「医療依存度」です。例えば、糖尿病にり患している高齢者では、インスリン注射などの医療行為が必要になります。そのため、医療行為を担当する看護師が常駐しているか否かなどが検討ポイントになります。この場合、介護付有料老人ホームなどが選択肢に入ります。

最後に「認知症の有無」です。認知症はもはや国民病とも言えるもので、今後患者数が激増すると予測されています。認知症のある高齢者を積極的に受け入れている施設は増えていますが、認知症が心配ならグループホームを検討するのも一案です。グループホームは、少人数ケアで、環境をできるだけ変えないよう家庭的な雰囲気を大切にした施設。ケアを担当する職員が決まっていることが多く、認知症のある高齢者が暮らしやすい環境になっています。 「要介護度」「医療依存度」「認知症の有無」について理解したうえで施設を選ぶとスムーズにいくでしょう。

施設選定のポイントとは?

介護施設を選定するときには、上述したポイントを押さえるだけでなく、「どのような生活をしたいか」をよくイメージして、そのイメージに合う施設を選ぶとよいでしょう。誰しも住み慣れた環境で最期を迎えたいもの。施設に入るということは、生活環境を変えるということであり、多かれ少なかれ高齢者の心身に影響を及ぼします。こうした影響をなるべく少なくしてあげるのも、施設選びでは重要です。

例えば、レクリエーション。生け花や手芸のほか、脳トレも兼ねた麻雀などのメニューを用意している施設もあります。本人の余暇活動の充実のためにも、「本人の好きなこと(したいこと)」に合致したレクリエーションがあるか、施設を検討する際は必ずチェックしましょう。

また、レクリエーションに参加したい時は参加する、お部屋にいたい時は参加しない等「過ごしたいように過ごす」ことが尊重されることも重要なポイントです。

専門機関に相談を

介護施設とひと口に言っても、特別養護老人ホームや介護付有料老人ホーム、グループホームなど多岐にわたります。契約形態もそれぞれ異なるため、専門知識がないと混乱するケースが増えています。

施設選定の際は、資料請求のうえ内覧するとよいでしょう。そうすれば、職員の働きぶりや入居者の様子を確認することができます。もちろん、居室の状況や周辺環境などの住環境も併せてチェックしておく必要があります。
(昨今は新型コロナウイルス感染防止を踏まえ、見学対応に制限を設けている施設もあります。
見学される際は、一度施設へご相談ください。)
それでも、決断が難しい場合は、地域包括支援センターなどの専門機関に相談するも一案です。こうした専門機関には、介護保険制度や施設の契約体系などについて熟知した相談員がおり、状況に応じたアドバイスがもらえるはずです。

当社にて運営している「ニチイケアセンター」では、介護保険申請代行、ケアプランの作成のほか、施設入居にかかる諸費用などについても詳しくご説明させていただきます。ニチイケアセンターは、北海道から沖縄まで全国展開しているため、さまざまな相談が寄せられており、多くの事例を共有しています。そのため、独自のノウハウに基づいたアドバイスもお伝え致します。

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