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「ホームヘルパー2級」は「介護職員初任者研修」に変わりました。

2016年07月29日

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「ホームヘルパー2級」は「介護職員初任者研修」に変わりました。

 みなさんは「ホームヘルパー(正式名:訪問介護員養成研修2級課程)」という研修がすでに廃止されていて、別の研修に変わっていることをご存知でしたか?
 これから介護の仕事に就くために資格を取ろうと考えている方は、ホームヘルパー2級の代わりに誕生した「介護職員初任者研修」の修得を目指しましょう。
 今回はみなさんに「介護職員初任者研修の概要」や「ホームヘルパー2級との違い」などについてご紹介します。

今さら聞けない「介護職員初任者研修」って?

 介護職員初任者研修とは、平成25年4月1日の介護保険法施行規則の改正によって「ホームヘルパー2級に相当するもの」として新たに誕生した研修です。
 ただ研修名が変わっただけでなく、研修の内容もより「介護職の入り口に位置する研修」と呼ぶにふさわしい、介護に関する基礎的な知識や技術を講義と演習の両方で学べるものとなっています。
 また、ホームヘルパー2級は名前からも分かる通り、「訪問介護」を行うにあたっての知識や技術を身に付けるための研修でしたが、介護職員初任者研修は「施設介護」の勤務にも活かせる内容の研修となっています。
 現在はすでに「ホームヘルパー」の研修は廃止されているため、これから介護職を目指す方はホームヘルパー2級ではなく、介護職員初任者研修の修得を目指すことになるということを覚えておきましょう。

「ホームヘルパー2級」は「介護職員初任者研修」へ

 なぜ介護保険法施行規則の改正によって資格制度が変わったのかというと、国家資格である「介護福祉士」を目指すためのステップを分かりやすくしたかったからです。
 それまで介護に関わる研修には「ホームヘルパー2級」「ホームヘルパー1級」「介護職員基礎研修」の3つの研修があったのですが、研修ごとの習得の課程や学習範囲の整理が不十分だったため、どの研修を修得することでどれくらい介護福祉士の取得に近付けるのかが複雑で分かりにくくなっていました。
 そこで介護福祉士を目指す人が目標を明確化できるように、平成24年度をもって上記の3つの研修が廃止され、代わりに「介護職員初任者研修」と「介護職員実務者研修」の2つの資格が誕生したのです。

 「ホームヘルパー2級」と「介護職員初任者研修」には、以下のような違いがあります。

・資格の内容
前述の通り、ホームヘルパー2級はおもに「訪問介護」を念頭に置いたものでしたが、介護職員初任者研修は在宅介護と施設介護の両方で役に立つ研修内容となっています。

・受講時間
どちらも修得するために必要な受講時間は同じ130時間ですが、ホームヘルパー2級ではあった施設学習(30時間)が介護職員初任者研修ではなくなり、代わりに実際に介護演習を行なう実技スクーリング時間が42時間から90時間に増えました。

・修了試験
ホームヘルパー2級は全課程を学んで修了でしたが、介護職員初任者研修は、最後に行われる修了試験(筆記試験)に合格しなければなりません。
もちろんこの修了試験は、不合格の場合でも再挑戦をすることができます。

介護の資格の入り口「介護職員初任者研修」を目指そう

 介護職員初任者研修は、介護を行う際に必要となる基本的な知識や技術、そしてその考え方の過程を理解することを目的とした研修です。
 研修を修得すれば就職に有利になるのはもちろんのこと、家庭内介護をするときにも研修で学んだことが役に立つことでしょう。

 資格制度の変更によって改められた介護福祉士へのステップ。
 これから介護の仕事に挑戦する方は、まずは介護の資格の入り口である介護職員初任者研修の修得を目指してみてください。

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