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短期利用で家族との暮らしを続ける

2016年08月31日

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短期利用で家族との暮らしを続ける

 みなさんは、在宅介護をする中で、「ショートステイ」という言葉を耳にされたことがあるでしょうか?一般的に「ショートステイ」とは、「短期入所生活介護サービス」を指します。昨今、これと同じ役割を果たす介護施設の「短期利用」というサービスが拡大しているのをご存知でしょうか?

 今回は、介護施設の「短期利用」についてご紹介します。

地域での短期間宿泊のキャパシティが拡大

 在宅介護を継続していく中で、レスパイトケア(家族が介護から解放される時間をつくり、心身疲労や共倒れなどを防止することが目的)は重要です。
 従来、在宅介護において短期間宿泊ができるサービスは、短期入所生活介護(以下、ショートステイ)のみでした。地域によっては十分な数があるとは言えず、予約が取りにくい、介護者の急な入院や冠婚葬祭などの緊急対応が困難という状況がありました。
 平成24年度の介護保険改正で介護付有料老人ホーム等の介護施設の空室を利用した「短期利用」が介護保険の対象になり、さらに平成27年度に事業所の要件が緩和されたことにより、今では介護付有料老人ホームや小規模多機能型居宅介護の空室を活用した「短期利用」が拡大しています。地域の中に短期間宿泊可能な介護施設が増えていますので、より身近なサービスとして利用しやすくなりました。

短期利用とは

 では、短期利用とはどのようなサービスなのでしょうか?短期利用は、在宅サービスとして、一時的かつ短期間、施設入居者と同じサービスを受け、要介護者本人の生活支援とともに、介護者家族の負担軽減を図ることを目的としています。そのため、利用目的は様々です。比較的多いのは介護休息のレスパイトケアです。介護をしている方にも不安や悩みはあります。また夜間の介助による寝不足や家事・仕事の疲れも溜まってきます。その結果、家族が疲弊してしまったら、在宅介護だけでなく平穏な家庭も継続できません。それを予防するための方法の一つとして短期利用があります。
 また、冠婚葬祭、長期出張など、介護する家族のためにも利用できる点が、本人目的に限定される通常の介護保険サービスとの大きな違いです。
 介護保険適用で利用できるのは要介護認定(要介護1~5)を受けている方です。1日あたりの費用は、介護保険サービス費(介護費)の自己負担分(1割または2割)と、食費・居住費の実費が2,000~8,000円程度※です。(※事業所により異なります。)
 予約することもできるので、定期的にショートステイや短期利用を使いながら家族介護を続けている方もいます。同じ事業所を定期的に利用することでご本人は施設の環境や職員に馴染むことができます。利用時には介護施設の計画作成担当者などが、ケアマネジャーや家族に利用者の状況を確認して、短期利用のサービス利用後も継続した在宅生活を営めるよう支援します。
 利用申し込みは在宅介護でご利用のケアマネジャーが各施設と調整しますので、担当のケアマネジャーに相談してみてください。

良い家族関係をつくるための短期利用

 短期利用では慣れない環境で生活するため、なかには困惑してしまう利用者もいます。初めて出会う職員や他の利用者もいるので疲れやすくなることもあるでしょう。もし疲れから心身の状態が変化してしまうと、自宅に帰ってから介護する家族は大変です。そうならないように、スムーズに自宅へ戻れるよう配慮して介護サービスが提供されますのでご安心ください。
 家族はしばらく介護から離れてリフレッシュでき、穏やかに介護する心のゆとりが生まれ良い家族関係をつくれます。短期利用は自宅に帰った後に、家族介護の質の向上が期待でき、介護者と要介護者双方の「家族と暮らしたい」という想いに応えるためのサービスです。
ニチイでも、「介護付有料老人ホーム ニチイのきらめき」(空室のある事業所のみ)で、短期利用を展開しております。お気軽にお問い合わせください。

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